日本一の湖・びわ湖を中央に湛える近江の国・滋賀県。森や川、田畑や雨水、すべての水は琵琶湖へそそぎ、やがて多くの人の飲み水へ、生活を支える一部へと循環します。水を守り、水を育むことは、びわ湖とともにある滋賀の命題でもあります。それは、米作りでも同じこと。滋賀県は環境こだわり農業も日本一(※1)。できるだけ農薬は使わない、できるだけびわ湖を汚さない。そんな、未来を見据えた米作りが続けられてきました。"おいしい"だけではなく、環境への"やさしさ"を考えて作ることが、身体にも"やさしい"お米になる。そんな近江米は、未来に何をつなぐのか。取組の様子をご紹介します。
※1)「環境保全型農業直接支払制度」取組面積の耕地面積に占める割合が全国一
みらいにつなぐ近江米REPORT
近江米新品種の名前が『きらみずき』に決まりました!
およそ10年ぶりに誕生する近江米の新品種の名称発表会が滋賀県庁で行われました。近江米の新しい歴史を刻むその輝かしい名前は『きらみずき』。 名付け親となったのは名称応募に参加した近江八幡市に住む小学生の男の子です。みずみずしくて食べやすく、未来に向かってキラキラと輝き続ける、そんな近江米のこれからを予感させる、ぴったりな名前です。 たくさんの人が関わり、さまざまな想いが込められた『きらみずき』誕生までのストーリーをご紹介します。
近江米の新品種『きらみずき』はどんな味?お米のプロに試食してもらいました
2024年にデビュー予定の近江米新品種の名称が決定!3,522件の名称応募と、5,612の投票の結果、名前が『きらみずき』に決まりました!名称募集や投票の期間中、もっとも多く届いていた声が、「一度、食べてみたい!」というもの。やっぱり、どんな味なのか?が、一番気になりますよね。しかし、新品種のデビューはまだ先。ということで、試験栽培で作られたお米を、お米のプロに試食してもらいました!
古くから"都"の食を支えてきた近江米。その歴史を紐解きます。
かつて「大津京」や「紫香楽宮」といった"都"があり、安土桃山時代には、織田信長が安土城を築くなど、日本国の中心であった、近江国・滋賀県。ここは古くから米の産地としても栄え、京や大坂などの食を支える一大穀倉地帯でもありました。滋賀で作られるお米は、今も「近江米」と呼ばれ、京阪神エリアを中心に流通しています。そんな近江米には、どんな歴史があるのでしょう。時代の移り変りをたどりながら2人の専門家の方にお話を伺ってきました。
全国でダントツ1位!「環境こだわり農業」トップを走る"滋賀のじつはスゴイ"を取材しました
環境への意識の高さが、実は全国トップの滋賀県。琵琶湖に流れ込む水環境を守るため、さまざまな試行錯誤と歴史を積み重ねて、気がつけば"環境先進県"のトップランナーに!なかでも「環境こだわり農業」の普及率は、全国でもダントツです。そこには、自然環境や食の安全を大切にする"農家さんの高い意識"を応援する仕組みづくりがありました。
「じつは夢にも米がでてきます」近江米の開発担当者に聞いた、新品種誕生の裏側にあるディープなお話
どこまでも広がる田園風景の中で、ただいま滋賀の新しいお米を開発中。2024年にデビューする新品種の誕生秘話を田んぼの前でインタビューしてきました。「夢にまで米が出てくる」開発担当者の熱意はいかに......?
およそ10年ぶりに近江米の新品種が登場!2024年発売に向けたプロジェクトが始まりました!
青空の下ですくすくと育つ稲の苗!じつはこれ、品種改良の長い過程を経て2024年にデビューが決まっている"新品種"候補の苗なんです。滋賀を代表するお米となった「みずかがみ」以来、約10年ぶりに登場する近江米のニューフェイス。それはどこで、どうやって、育てられているのか?品種改良に取り組む、アツイ現場をご紹介!