Profile of Omiushi
近江牛を知る
近江牛の歴史
将軍家などにも愛された歴史ある近江牛
近江牛の歴史は古く、約400年前に遡ります。肉食が禁止されていた江戸時代、彦根藩は、養生薬の名目で、牛肉を「反本丸(へんぽんがん)」と名付け、将軍家などに献上するようになりました。牛肉を贈ったことに対する感謝が記された、水戸藩主から、彦根藩主に宛てた礼状も残っています。
明治の文明開化を迎え、洋食が浸透し牛肉需要が高まると、近江商人が横浜や東京に搬送を始めました。近江商人が目利きした近江牛は、肉質のよさが評判を呼び、その名声が一気に高まりました。
近江商人の"三方よし"
近江商人が大切にしていた「三方よし」の精神
近江商人が大切にしていた「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」の精神。「三方よし」の精神のもと、多くの先人が関わり、引き継がれ、創り上げてこられたのが「近江牛」ブランドです。
近江牛の特徴
日本三大和牛の一つ
滋賀県は豊かな水に恵まれ、古くから稲作が盛んで、稲わらが飼料として用いられてきました。脂の融点が低く、牛肉の香りや風味に関与しているといわれるオレイン酸を多く含んでいます。
取り組み
伝統の味、新しい誓い
滋賀県は「三方よしの近江牛生産」の
取組を推進しています
将来にわたり、"選ばれる近江牛"であり続けるために、いま私たちが取り組むべきこと
笑顔と一緒に未来を歩む
品質だけではなく、その牛肉が作られた背景、牛の快適性(アニマルウェルフェア)に配慮しているか、安全に配慮されているか、環境に配慮されているか等、目に見えない価値や生産の在り方が問われる時代。将来にわたり、''選ばれる近江牛"であり続けるために、牛よし・人よし・社会よしの"三方よし"の「近江牛生産」に取り組んでいます。
家畜の快適性(アニマルウェルフェア)
- 快適な環境での飼育
- ストレスを低減させる取組
- 愛情を込めて飼育
安全・安心
- 美味しさ・高品質
- 疾病の予防
- 動物用医薬品の適正使用
環境への配慮(耕畜連携・温室効果ガスの削減)
- 稲わら等自給飼料の活用
- 家畜ふん堆肥の利用
- 和牛子牛の県内確保
活動推進マーク
デザイン
形
近江牛のシルエットを囲む3つの円が重なる様子を描き、牛・人・社会の三方よしを表現。志の強さ、躍動を感じられるよう円の中に曲線で表現するとともに、稲わらを食べて育つ近江牛を表現するため、稲穂をデザインしています。
色
3つの色が混ざり合うことで、一体感を表現しています。
赤:牛=家畜の快適性(アニマルウェルフェア)、歴史、伝統、愛情
緑:人=美味しさ・高品質、安全・安心
青:社会=環境、循環、自然
文字
漢字の「近江牛」とともに、牛づくりにこだわりを持ち、ローマ字で「Omiushi」と併記しています。
キャッチコピー
「伝統の味、新しい誓い」
将来にわたり''選ばれる近江牛''であり続けるために、私たちが取り組むべきことを新しい誓いとして、関係者が連携して取り組む姿勢を表現しました。