Profile of Mioshizuku
みおしずくの特徴
〈みおしずく〉は滋賀県初のオリジナルいちご品種です。
2016年から滋賀県農業技術振興センターが品種育成に取り組み、
5年の歳月をかけて約1,600の個体から選抜。
適度な酸味と強い香りをもつ「かおり野」を
母、甘みが強く酸味の少ない「章姫」を父とし、
新たな魅力を持ついちごとして誕生しました。
最大の魅力は適度な酸味で際立つさわやかな甘み。フローラルな香りや、大粒で明るい赤色の見た目も特徴です。
Story
「みおしずく」はこうして生まれました
近年、滋賀県では新規就農者を中心にいちご栽培が増加しており、いちごの優良品種が求められていました。また全国的にも各地域でオリジナルいちご品種のブランド化が盛んに行われており、県独自の新品種の必要性が高まっていました。
このような状況を受け、滋賀県では2016年から農業技術振興センターにてオリジナル品種の育成を開始。滋賀県としては初めてとなるいちごの品種開発に踏み切りました。
母親となる「かおり野」と父親となる「章姫」の交配により得られた約1,600の候補から、より優れたものを選び出す作業を何度も繰り返し、5年の歳月をかけて「滋賀SB2号」が選抜されました。
2021年に、「滋賀SB2号」が多くの人に愛され、親しまれるイチゴとなるようにと名前を公募。集まった約7,600件の候補の中から名前が選ばれ、滋賀県初のオリジナルいちごとなる「みおしずく」が誕生しました。
名前の由来
いちごの形と食べた時の瑞々しさを表現し、水のイメージを通じて琵琶湖・滋賀を連想させる名前となっています。
Design
ロゴデザイン
マーク
「みおしずく」の一粒の実を、赤くきらりと光る雫そのものに見立て、 瑞々しいおいしさを表現。飽きのこない シンプルな造形により、のびやかで爽やかな味を イメージしつつ、長く愛されていく「みおしずく」の品質を伝えます。
ロゴ
跳ねるように軽やかな動きのある曲線で作られた文字は、「みおしずく」の新鮮な瑞々しさを伝え、広く親しみやすいものとなっています。
キャッチコピー
さまざまないちごがある中で、ひときわ輝いてみえる一粒に成長してほしい、 生産者や消費者一人一人の思いが集まり、滋賀を代表する「宝」になってほしい、という想いを込めました。
琵琶湖にやさしい滋賀県の農林水産業
滋賀県では、必要な量だけを漁獲する伝統的な漁業や、水質・生態系に配慮した農業、多様な水源林保全の取組など、古くから琵琶湖と共生しながら農林水産業が営まれてきました。
このような琵琶湖と共に発展してきた仕組みは、「琵琶湖システム」として、2022年7月に国連食糧農業機関(FAO)から世界農業遺産に認定されています。
琵琶湖を中心とした豊かな環境のもと、生産者の愛情をたっぷり受けてみおしずくは育まれています。