栄養士アドバイス
タラの芽には春のエネルギーがいっぱいです。
春は、寒かった冬が終わり新しい生命が芽吹く季節ですね。
新芽には、これから成長していく植物の栄養が凝縮されています。
春の山菜のひとつが、タラノキの新芽タラの芽です。
タラの芽には、カリウムやマグネシウム、葉酸などが多く含まれます。カリウムには高血圧予防やむくみを解消してくれる働きがあります。
マグネシウムはカルシウムとともに骨や歯を造る働きがあり、不足するとイライラしたりします。また不整脈などの心臓の疾患の予防にもなります。
葉酸は、赤ちゃんの体をつくる大切な栄養素であるため、妊娠前から授乳期の女性が食べると良いと言われています。
春の香りがするタラの芽は、うどに香りが似ていることから“うどもどき”とも言われています。
ほのかな苦みがありますが、山菜の中ではくせが少なく、天ぷらにしたりあえ物や汁物の具にしても美味しいです。
この季節にしか味わえない春の味を是非味わってみて下さい。
公益社団法人 滋賀県栄養士会 監修