栄養士アドバイス
北之庄菜は、栄養たっぷり。寒い季節にぜひ食べてください。
北之庄菜は大根のような形をしていますが、アブラナ科の野菜でカブの一種です。
緑色の葉の中に茎と葉脈が赤紫色に色付いており、コントラストがきれいですね。根の部分も上部が赤紫色で下部が白色なので、皮も利用すると彩り豊かなお料理になります。
生で食べると程よい辛みを感じます。この辛み成分はイソチオシアネートというもので肝臓での解毒作用を促進してくれます。
また、加熱するとカブ特有のほのかな甘味が増し、生とは違う味が楽しめます。
根の部分にはビタミンCや食物繊維が多く含まれます。サラダや漬物にして食べるとシャキシャキしていて、煮てもきめが細かく、なめらかな食感が味わえます。すりおろしても美味しく食べられます。
葉の部分にはβカロテンやビタミンC、カルシウム、カリウムなどが豊富に含まれ栄養価の高い野菜です。お浸しにしたり、細く切った根と一緒にさっと炒めたりするといいでしょう。
公益社団法人 滋賀県栄養士会 監修