料理長のアドバイス
滋賀県栗東市 三浦由喜子さん
いちじくの美味しさ、ぜひお料理に生かしてください!
我が家はいちじくの生産者です。10年くらい前からビニールハウスで栽培しています。
家ではいちじくを使って料理をしていました。
生産者仲間で反省会などを開くのですが、そのときにいちじく料理を出すようになりました。
いちじくは柔らかいので、切るときに潰れてしまいがちです。よく切れる包丁を使ってください。
また、白い汁が皮膚にかかると荒れることがあるので注意してください。
いちじくは他の食材に比べて味や香りもあっさりしています。持ち味を生かすために味付けは薄めにするのが秘訣です。
いちじく料理のレパートリーは15種類くらい。グラッセなども好評です。
簡単な料理では、いちじくにきなこ、塩をまぶして、十字に切れ目を入れて、練乳をかけて食べるのもおいしいですよ。簡単にできますが、お客様のおもてなしにも好評です。
いちじくは100gくらいの大きさで、よく熟しているものを使いましょう。少し形が崩れているくらいの方が美味しいです。
いちじくはあまりなじみのない人も多いようですが、上品な甘さと食感は他のフルーツとは一味違い、格別です。ぜひ、お料理にチャレンジしてください。