滋賀県オリジナル品種 「きらみずき」憲章
トップページ 滋賀県の取組 近江米の新品種「きらみずき」 滋賀県オリジナル品種 「きらみずき」憲章
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滋賀県は恵まれた水源である琵琶湖と肥沃な大地を有することから、古くから米づくりが始まり、約2300年前(弥生時代前期)の水田遺跡も発見されています。
平安時代には全国でも指折りの広さにまで水田面積が拡大し、現在の水田面積の8割が開墾されるとともに、今日まで続く琵琶湖と水田がおりなす景観が作られました。
琵琶湖には400を超える川から水が流れ込み、京阪神地域の約1,400万人もの人々の暮らしや産業を支えています。また、琵琶湖の水は、琵琶湖とその周りに息づく生き物たちの「命の水」となっています。このような環境を守るため、滋賀県では、平成15年3月に滋賀県環境こだわり農業推進条例を制定し、本県の農業の健全な発展および琵琶湖等の環境保全を目的に、化学合成農薬や化学肥料を通常の50%以下に減らすなど、琵琶湖にやさしい「環境こだわり農業」を推進し、今では水田面積の約半分で「環境こだわり農業」が行われています。
また、「環境こだわり農業」をはじめとした水質・生態系に配慮した農業や伝統的な漁業、多様な水源林の保全などは、持続可能な農林水産業「琵琶湖システム」として世界農業遺産に認定されました。
「きらみずき」は、より環境にやさしい栽培方法に限定することで、地球温暖化や生物多様性の保全に貢献します。
また、「環境こだわり農業」をより推進させるとともに、近江米(※1)の歴史や文化・おいしさを多くの方に届けます。
※1 近江米とは、滋賀県産のお米の総称です。
第一章
「きらみずき」の定義
- 「きらみずき:系統名「滋賀83号」」は、気候変動や需要の変化に対応するため、生産者が作りやすく、より安全・安心で美味しい近江米新品種の開発を進め、14年間にわたって滋賀県が開発した、新しい水稲の品種名です。
令和5年にプレデビューとして県内のみでの販売をし、令和6年度より京阪神地域を中心に本格デビューいたしました。また、首都圏の一部店舗においてオーガニック「きらみずき」も販売を開始しました。 - 大粒でシッカリとした食感と、スッキリとした瑞々しい甘さが強みで、噛むほどに甘さが広がります。 食味官能検査では、「コシヒカリ」と同等以上との評価も得ています。
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「きらみずき」の栽培方法は、「化学肥料・殺虫殺菌剤を使用しない栽培※」、または「オーガニック栽培」に限定しています。
このような環境に配慮した栽培方法を県域で展開するのは、「きらみずき」が全国初となります。※本田で化学肥料(窒素成分)を使用しない
※使用できる農薬は、除草剤と有機農産物のJAS規格に定められたものとする
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「きらみずき」の名称は、そのデビュー前から期待値を高め、多くの方に親しんでいただくため一般公募を行い、数千件の応募の中から、滋賀県近江八幡市に在住していた当時小学2年生だった関澤涼介君が考案した名称が選ばれました。
「きらみずき」の名称は、炊き上がりのキラキラとした外観とみずみずしさを表現しています。また、日本一の水瓶「琵琶湖」を守る滋賀県で新たに誕生する近江米が、未来に向かってキラキラと輝き続けられるようにとの思いが込められています。 - ロゴデザインは、メインカラーを白と黒というベーシックな米袋の色で、目を引くグラフィカルなデザインとしています。
黒い丸が上に行くほど伸びるのは、「きらみずき」に関わる人(生産者、消費者、関係機関)や「きらみずき」自体の成長を表しています。また、金の部分は、キラッと光り、上質な旨味が広がるイメージを表現するとともに多くの人が「きらみずき」を通じて繋がり、共に輝く様子を表しています。
第二章
「きらみずき」のおいしさ
上質な外観とおいしさ、満足な食べ応えを実現したお米です。
- 大粒でキラキラとした「きらみずき」、炊き上がりの美しい粒立ちは他の米と一線を画します。
- 大粒でシッカリとした食感の「きらみずき」、噛むほどに増す甘味と喉越しは、口の中で圧倒的な存在感を示します。
- スッキリとした上質な甘みは、和食から洋食など幅広く多くの料理に適し、ご飯食から離れた人も、もう一度お米を好きになる、そんなお米です。
第三章
「きらみずき」のコンセプト
「きらみずき」はお米にこだわる生産者と消費者をつなぐお米です。
「きらみずき」のコンセプト こだわる人が選ぶ「おいしさ」と「やさしさ」
生産者は高度な栽培技術で「おいしさ」と環境に配慮した栽培を追求し、消費者は「おいしさ」にこだわるとともに、生産者の苦労や環境に配慮した栽培を理解し、ひいては安心安全な「きらみずき」を家族に食べてもらいたいと思う「やさしさ」を持って「きらみずき」を購入いただく意味を込めています。
第四章
「きらみずき」の役割
「きらみずき」は持続可能な農業のシンボルです。
滋賀県は、環境こだわり農業をはじめとした環境に優しい農業(環境保全型農業)の取り組みが日本一となっています。
※環境保全型農業の取組面積が耕地面積に占める割合
このような背景のもと、10年ぶりの新品種として登場した「きらみずき」は、おいしさだけでなく、倒伏や高温に強い栽培のしやすさに加え、「環境こだわり栽培」の中でも特に厳しい「オーガニック栽培」や「化学肥料・殺虫殺菌剤を使用しない栽培」に限定されて生産されています。
「きらみずき」を琵琶湖の保全に留まらず、温暖化防止や生物多様性の保全など、地球規模の持続可能な農業のシンボルとして位置づけ、本県の環境こだわり農業をより推進します。
- 「きらみずき」
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