朽木のお米生産者 富田 純大さん(高島市朽木)
【谷川の澄んだ水ときれいな空気が自慢の朽木のお米】
高島市朽木桑原。大津からは車で一時間ほどかかるこの村は棚田のまわりに、昔ながらの古民家が並び、日本の原風景が広がっています。稲穂に赤とんぼがそっととまる様子は、まるで一枚の絵のよう。
そんな風景を未来に残していくためにも田んぼはなくてはならないものですが、高齢化で米づくりをやめていく人も多い。そんな人の田んぼを預かり、米づくりを担っているのが富田さんです。
子どもの頃に朽木村に引っ越してきて、昔から農業をしていた方に教わり、米づくり一筋で打ち込んできました。
県内でも特に寒暖差の大きい朽木で育つ米は、甘みがあるのが特徴。「朽木の米づくりは山からの冷たい谷水を使うので、収量が減ってしまい、農家にとっては難しい土地なんです。でも澄んだ水で育てる米はその分、おいしいんですよ」と富田さん。
おすすめ農家メシ
おいしい食べ方はズバリそのまま食べること。電気炊飯器を使わずに火力の強いガス炊飯器で炊くのがイチ押しです。ガス炊飯器のない方は水にこだわるといいのだそう。水道水ではなくミネラルウォーターを使うだけでも、味がまったく違うとか。ぜひ、試してください。
(取材対象者:富田純大さん(25)(高島市))
(掲載日:平成30年10月12日)