産地レポート

トップページ産地レポート魚のゆりかご水田米生産者 柴田 明宏さん(彦根市田付町)

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魚のゆりかご水田米生産者 柴田 明宏さん(彦根市田付町)

魚のゆりかご水田米生産者 柴田明宏さん(左)と父の幸弘さん(右)

【人にも魚にも優しい『魚のゆりかご水田米』】

『魚のゆりかご水田米』をご存知ですか?琵琶湖から田んぼに遡上してきた魚が産卵・生育できるような環境で栽培されたお米のことで、滋賀県が認証しています。

「このあたりは、湖魚が田んぼに遡上→産卵・ふ化→成長→流下→(翌年に)遡上の循環サイクルが最も確立している地域ではないでしょうか。」と話すのは、柴田ファーム(彦根市田付町)の柴田明宏さん(写真左)。父の幸弘さん(写真右)が続けてきた『魚のゆりかご水田プロジェクト』の取り組みを一緒に維持しています。

琵琶湖の固有種ニゴロブナなどは、田植えの季節(5月頃)に排水路に設置した魚道を通って田んぼに上ってきます。そして、田んぼで産卵・ふ化・成長し、再び琵琶湖に帰っていきます。そうやって琵琶湖の生態系を守りながらお米を育てたのが『魚のゆりかご水田米』なのです。

魚にも人にも優しいお米として少しずつ注目を集めていますが、まだまだ認知度が低いのも事実。「今後は販売促進にも力を入れたいです。また、この取組が次世代、その次の世代へと受け継がれていくといいですね。」と、柴田さんは語ってくれました。

魚のゆりかご水田プロジェクト

魚道を通って田んぼに上るニゴロブナ

魚のゆりかご水田プロジェクトの仕組み

「今後は販売促進にも力を入れたいです」と語る柴田さん

(取材対象者:柴田ファーム 柴田明宏さん(33)、柴田幸弘さん(61)(彦根市))

(掲載日:平成30年9月14日)