産地レポート

トップページ産地レポート4月の特集 椎茸 料理長のアドバイス

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料理長のアドバイス

ハンプティダンプティ クッキングスクール代表 料理研究家 秋山久美さん

ハンプティダンプティ クッキングスクール
代表 料理研究家 秋山久美さん

椎茸はうまみの宝庫です!

「ハンプティダンプティ クッキングスクール」は、主婦の皆さんに家庭料理を教えるお料理教室です。
教室を始めてもう20年になります。はじめはフレンチやイタリアンが多かったのですが、いつの間にか和食、それも滋賀県の食材を使った地産地消のお料理が多くなりました。20年前から通っている生徒さんもおられます。楽しみながらお料理しておられる方が多いですね。

滋賀県は椎茸を作っている家が割と多いんです。私のおばあちゃんも、元気な時は椎茸を作っていました。椎茸、大好きなんです。

椎茸は買ってきたらなるべく早く食べてください。

きのこ類はほとんどが水分で出来ています。市販されているきのこは衛生的に問題がないので、水洗いは基本的に不要です。洗ってしまうとうまみが洗い流され、余分な水分を含んで風味がおちてしまいます。ただ、きのこ狩り等、山で取ってきたきのこについては、ごみや土がついているので、さっと洗い落とした方がいいです。

炒めるときは強火で手際よく炒めると、風味豊かになります。
採りたての椎茸をさっとあぶってから軸ごと大きく縦に割いて、塩味のきいただし汁と共に炊いたご飯は絶品です。
さらに少し干して使用すると、さらに栄養的にもアップします。
食べきれない場合は、しっかり干して自家製で干し椎茸も出来ます。保存も簡単です。

子供さんでは、食感などから椎茸が苦手な子も多いと聞きます。
最初は少しずつ、細かく刻んで好きな肉類とまぜたりして形をなくしてしまったり、
ご飯に合うように、味付けを濃くしたりしてあげれば、食べられるようになるかと思います。

椎茸は和洋中どんな料理にも合います。
そしてうまみの宝庫でもあり、一年中出回っていますから、どんどん使いたい食品です。

なばな