産地レポート

トップページ産地レポート7月の特集 近江牛 栄養士アドバイス

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栄養士アドバイス

「牛肉1に野菜2」で厳しい夏を乗り越えましょう!管理栄養士、野菜ソムリエ 中沢るみさん

野菜を中心とした料理

牛肉は、夏バテ対策の強い味方

牛肉は鉄分やビタミンB12が豊富です。これらの栄養素が不足すると集中力がなくなり、頭がボーっとしてしまいます。
夏場、鉄分は汗と共に出てしまいますから、夏バテ対策に牛肉を食べるのはいいですね。
また、タンパク質が不足すると血管がもろくなります。またお肌の張りも失われます。 牛肉にはトリプトファンと言う必須アミノ酸が豊富に含まれています。トリプトファンは 「しあわせホルモン」と呼ばれる脳内物質セロトニンになります。心が暗くなったり、気持ちがへこんだときは、牛肉がお勧めです。

コレステロールは野菜で体外に出す

やはり心配なのはコレステロール。牛肉を食べすぎると太ってしまいそうですよね。
でも大丈夫。余分なコレステロールは、体の外に出せばよいのです。野菜に含まれる食物繊維にはコレステロールを吸着・排泄する働きがあります。お肉を食べるときには倍の量の野菜も一緒に摂りましょう。レタスでも、サラダ菜でも、オニオンスライスでも、野菜は何でも構いません。
野菜だけでなく、キノコや海藻、こんにゃくなどでもOKです。片手分の牛肉を食べるとすれば、両手分の野菜を。お肉をサンチュなどの野菜で巻いたり、牛しゃぶサラダなんて理想的ですね。ステーキやハンバーグを食べるときに大根おろしを使うのも良いでしょう。
「牛肉1に野菜2」という法則を守れば、安心して牛肉を食べることができます。
中沢るみ 氏

中沢るみ 氏

【プロフィール】
日本野菜ソムリエ協会講師、管理栄養士。
全国各地で「食と健康」に関する講演を重ね、好評を博す。
著書に「『5色の野菜』カラダ革命」(静山社文庫)他。