産地レポート

トップページ産地レポート9月の特集 みずかがみ 産地レポート

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蒲生郡竜王町の竹山勉さん

滋賀県が生んだ新しいお米のブランド「みずかがみ」。今秋いよいよ市場に出荷されます。 蒲生郡竜王町の竹山勉さんは、記念すべき最初の「みずかがみ」を世に送り出す生産者264人のうちの一人です。

みずかがみ の生産者の一人として

脱サラして33歳で農業を始めました。と、言っても農家の長男でしたから、米作りの基盤はありましたけどね。
今は(株)ファームタケヤマの代表として水稲を中心に、野菜も生産、そして葡萄や梨の観光果樹園も経営しています。
稲作については早生(わせ)の「コシヒカリ」に始まり、晩生(おくて)の「秋の詩」、また地元酒蔵との契約米である「山田錦」など十数品種を手掛けています。
長期間にわたって品質の良い米を生産するためには作期を分散する必要があります。ちょうど収穫期を前へ持ってくる早生の品種がほしいと思っていたのです。
8月末に収穫できる「みずかがみ」は、そういう意味では丁度良い新品種です。

県の方から「みずかがみ」を作ってみないか、と声を掛けられて応募しました。今年が初めての作付けなので指針通りに栽培しました。もちろん、環境こだわり米です。

→環境こだわり農産物とは?

今のところ、病害虫の被害もなくまた倒伏(注1)の心配もありません
お米の品質を考えるうえで常に考えるのは、近年、夏の気温が高くなる傾向があるので「乳白米(注2)」が出ないかということです。
それとどれだけ品質の良い米が、たくさん収穫できるか。我々は経営農家ですから、このことは常に考えています。
こればかりは収穫した玄米を見ないとわかりませんね。明日収穫です。乾燥調製した後、1週間ほどすれば検査を受け結果が出ると思います。

(注1)稲が収穫期前に倒れてしまうこと。収穫作業が難しくなり、品質にも影響。
(注2)乳白米は、粒全体(あるいは一部)が不透明で乳白色に見えるもの。品質が悪いとされ等級が落ちる。

まずは順調、これからどんどん広げていきたい  -1週間後に再取材-

まずは順調、これからどんどん広げていきたい

無事収穫しました。思ったより収量が多かったという感想ですね。
穂を見たところ、きれいな籾(もみ)もついていましたし、田んぼ全体がきれいに実っている印象でした。

指針通り最終の選別を1.85㎜網で仕上げ、その玄米を見ても乳白米は目立たず、また色のばらつきも少ないし、 網下の屑米も少なく整粒歩合も高いと思います。検査結果もお陰さまで1等でした。まずまずの出来ではないでしょうか。
滋賀県の新ブランドを託されるということで栽培には神経を使いました。無事収穫できてほっとしています。
もうすぐ「みずかがみ」の真新しいパッケージが店頭に並ぶことでしょう。

ただ近江米のブランドとして大きく育てていくためには1年作ってみるだけでは不十分ですね。2年、3年と経験を積む中でさらにおいしいお米に育てていきたいと思います。

まだ私自身も食べていません。どんな味がするのか楽しみで、新しい炊飯器を買いました。
これから「みずかがみ」をじっくり味わってみたいと思います。

みずかがみ

取材地(竜王町)の観光施設

  • アグリパーク竜王
    アグリパーク竜王

    体験交流型農業公園「アグリパーク竜王」は、アウトドアで「見る・採る・食べる」楽しみを体験することができる施設です。いちごやぶどう・梨・柿・桃・さつま芋堀りなどの収穫を体験できる観光農園や、新鮮野菜や果物・畜産加工品や工芸品など竜王町の特産品が勢揃いした直売店があります。

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  • 道の駅 竜王かがみの里
    道の駅 竜王かがみの里

    渡来文化の足跡が残る竜王町は、中山道の宿場「鏡宿」として栄えたところです。また、近くには源義経が元服した「元服池」が現存しています。 2003年11月にオープンした「道の駅 竜王かがみの里」では、地場産品を販売すると共に、レストランでは地場産品を食材としたメニューを提供しています。

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  • 滋賀県希望が丘文化公園

    滋賀県希望が丘文化公園は面積約416ヘクタールにおよび、文化ゾーン、野外活動ゾーン、スポーツゾーンの三つに分かれています。文化ゾーンは、青年 の城(青少年宿泊研修所)、野外活動ゾーンはキャンプ場、スポーツゾーンは各種スポーツ施設やグラウンド・ゴルフ場・フィールドアスレチック場を有しています。

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  • 三井アウトレットパーク滋賀竜王

    名神高速道路「竜王インターチェンジ」に近接し、滋賀や京都はもちろん大阪・神戸・奈良・北陸・東海からのもアクセスもは抜群。

    詳しくはコチラ