産地レポート

トップページ産地レポート8月特集 まくわうり きほんのき

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まくわうりきほんのき まくわうりマリネが便利! おすすめは生食と漬物 果実の先端やお尻の輪が甘さのサイン 優れた利尿作用 ルーツは縄文時代! 仲間がいっぱい!

仲間がいっぱい!

ウリ科キュウリ属のツル性の植物の果実。

ウリ科キュウリ属のツル性の植物の果実。キュウリ、ヒョウタン、ヘチマ、トウガン、ユウガオ、ニガウリ、カボチャ、メロン、スイカ、ズッキーニはすべてウリ科の仲間です。

まくわうりも種類が多く、皮が黄色いものから緑色のもの、スイカのように縦じまが入ったものなどもあります。滋賀県今津で古くから作られてきた伝統野菜は「黄金まくわうり」、別名「金まくわうり」と呼ばれています。

「旬の食材百科」より)

ルーツは縄文時代!

南アジア原産ですが、日本での歴史は古く、すでに縄文時代早期の遺跡から種が発見されています。「まくわうり」の名は美濃国真桑村(岐阜県南部・現在の本巣市)産が良品だったことからついた名といわれます。

優れた利尿作用

冬瓜やキュウリと同じく、成分はほとんどが水分でビタミンAやC、カリウム、カルシウムがわずかに含まれています。昔から利尿作用は高く評価されていて、むくみ、暑気あたりに効果がある野菜として民間療法に利用されてきました。
(アドバイス:清水厚子先生)

果実の先端やお尻の輪が甘さのサイン

果実の先端やお尻の輪が甘さのサイン

あっさりした甘みが魅力ですが、おいしいまくわうりの条件は、甘みが強く、適度な水分を含んでいること。果皮の黄色が濃く、果梗元の周囲に輪が入っているのがおいしく熟したサインです。手で持った時に、重く感じるものは水分や種が多いので、同じ大きさなら軽めのものを選びましょう。
(生産者・河原田博さん)

おすすめは生食と漬物

おすすめは生食と漬物

おすすめは生食と漬物

ほどよい甘みと水分のまくわうりは、旬の暑い季節、そのまま冷やして食べるのが何よりのごちそう。トマトやバナナと一緒にジュースやスムージーにするのもおすすめです。滋賀県今津では「どぼ漬け」と呼ばれる糠漬けもよく食べられています。作り方は、糠、ビール、ニンニク、唐辛子、塩を混ぜて、硬めのまくわうりを皮をむいて漬けます。夜漬けたら朝に、朝漬けたら夜には食べましょう。皮をむかずに丸ごと糠に入れてもよく、漬ける時間は1日以内が目安です。
(アドバイス:生産者・河原田カツ枝さん)

まくわうりマリネが便利!

まくわうりマリネが便利!

皮をむいて約5ミリにスライスして半日~1晩、酢と砂糖を合わせた甘酢(市販のものでも可)に漬けた「まくわうりマリネ」を作っておくと、料理の名脇役として活躍しますよ。
さっとゆがいたミョウガと合わせて一品にしたりマヨネーズにまくわうりマリネのみじん切りを加えた「まくわうりタルタルソース」のほか、豚のしょうが焼きの付け合わせに、タイ、ホタテの刺し身などのあしらいにも良く合います。
(アドバイス:清水厚子先生)

まくわうり料理のポイント

まくわうり料理のポイント

濃い味と組み合わせたり、料理のつけあわせに

もののない時代は果物として生で食べてきましたが、今は料理の食材としても楽しめます。まくわうり自体があっさりしているので、含め煮や、田楽のように味噌で絡めるなど濃い味と組み合わせたり、マリネにするとおいしく食べられます。

清水クッキングスクール(滋賀県守山市)清水厚子先生

清水クッキングスクール(滋賀県守山市)清水厚子先生