琵琶湖八珍のおいしい現場。

ハス

コイ科

旬:(小型)冬・春、(大型)春・夏

ハス
獰猛なハンターなれど身は淡白。
ハス

体長10~30cm、体重5~500g。コイ科の中では珍しく魚食性の強い性質を持ち、琵琶湖では主にコアユを捕食する。小型のものと大型のものでは獲れる時期が異なるのも特徴で、湖東では夏に獲れる大型のハスを塩焼きにしたものが好まれる。ハスに味噌をつけて田楽にして食べたりもする。

琵琶湖の絶景を望む湖畔の[休暇村 近江八幡]では年中食べられる「琵琶湖八珍&近江牛」のコースが人気だが、ここでは小骨の多いハスを南蛮漬けにして提供。身は淡白で上品。ふわっとした食感のあとサラリと消えていく。鯵の南蛮漬けのような強い味付けでもなく、あくまで爽やか。個性を主張する感じではなく、野球でいえば「つなぎ役」の二番打者的な存在だ。

「だから味と香りの強い酒ではなく、お互いが引き立て合うような日本酒がぴったりなんです」。支配人の高山智行さんが出してくれたのは藤居本家(愛荘町)の「歓喜藹々(あいあい) 生酒」。淡麗でフルーティーな味わいがベストな相性だ。「うちのお客さんと一緒に仕込んだ、ほかでは飲めないオリジナルです」と胸を張る。足で地元の歴史や産物を調べ、来館者に湖東や近江八幡ならではの魅力を味わってもらおうと奮闘する熱心なホテルマンだ。

お店の紹介

  • 休暇村 近江八幡

    休暇村 近江八幡近江八幡市沖島町宮ヶ浜
    0748-32-3138

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